上海の飯


中国四大料理(広東、四川、北京、上海)の中では一番印象が薄い。
上海料理の味付けの基本は醤油、砂糖、酢である。
甘酢あんかけなど、甘くて濃厚な味付けの料理が多い。
別にまずいと言いたいわけではないが、行きたい店が特に無かった。

万博をメインにしたので、飲食店について調べる時間がなかったのも原因。
今回のグルメ探訪は見送りだ。

代表的な料理は、小龍包、上海蟹、紅焼魚、ナマコの煮込みなどなど。
川魚の料理も多い。


小龍包をあちこちの店で食べようと思っていたのだが、時間が足りなくて 断念した。 B級店でしか食べなかったので、台湾、香港、東京の小龍包よりも良いとは 感じなかった。 価格は安い。16個20元や12個15元など。 ★

野菜不足になりがちなので、青菜の炒めを毎回食べると良いだろう。 「鶏毛菜:チーマオツァイ」って名前の青菜が主流みたい。 醤油味でおいしい。 ★★

上海料理にも麻婆豆腐はある。 オイスターソースが入っているのが特徴。 この店のはあまり辛くなかった。山椒のピリピリが食べた瞬間にくるだけ。 うーん、イマイチだな。四川の方が好きだ。 ★

「川エビの炒め」 川エビは上海料理で良く使われる食材である。 塩炒め(清炒河蝦仁)があさっりとしていて好き。 エビはどこで食べてもうまいね〜。 ★★★

「蒸し卵」 あちこちで食べた。朝食にも出てきた。 日本の茶碗蒸しや卵豆腐に似ている。 他の料理がまずくて箸が進まないときにこいつの存在は助かる。 ★★

「紅焼魚:魚の醤油煮込み」 上海料理と言えば紅焼魚だろう。 今回のはセイギョと言う名前の川魚なのだが、泥臭いというかドブ臭い。 もっとレベルの高い店に行けば、臭みなんかも綺麗に消してくれてるんじゃないかなと 前向きに思っている。 これは美味しくなかったので残した。 ★

豫園商城のB級店で「蟹黄湯包」を食べた。13元。 ストローを刺して中の汁を吸うのだ。濃厚なカニ味にほっぺが落ちるぞ〜。 と言いたい所だが、ここのはハズレだった。 ★ 当たり前だが、人気店やおいしい店には行列ができている。 南翔饅頭店は持ち帰りの列が1時間待ちだし、湖心亭も時間が無くて行けなかった。 この辺は日本と同じである。適当に観光地の飲食店入ったらそりゃぁハズれるよね。

ミネラルウォーターはこればっかりだった。 無機質な感じの水である。喉の渇きを潤すだけなら没問題。 ★

伊利のアイス。3元。 以前メラミンが混入していたメーカーだが、それでも中国で一番信頼できる と思う。もし入っていても1回食ったぐらいじゃ平気だろう。 乳脂肪分が少ないのか、あっさりとしていて食べやすい。 ★★

「ワンタン麺」 30元 万博内のフードコートで食べた。 麺がこんにゃく麺みたいな歯ざわりで今ひとつ。スープも不安。 ワンタンだけはプリプリしていて良かった。 万博内に食べる所いっぱいあったのに、タイミングが合わなくてフードコート になってしまったのが残念。 ★

「青島純生」  25元 万博のロンドンケースで「ローカーボンビール」ってメニューを注文したら これが出てきた。なぜ青島がローカーボンなんだ? 会場外だと5元ぐらいだったと思うので、これはずいぶん高い料金設定だ。 たしか、会場外と中で同じ価格に設定しなくちゃいけなかったはずなんだが。 軽くて飲みやすい。普通の青島は好きだけど、これもかなり好みに合う。 ★★★

「ビーフカリー」 32元 これもロンドンケースにて。 メニューではビーフカリーと表示されていた。 タルトにドライカレーが盛られた珍しい一品。 上海では他人の食べている物を指差して「あれと同じのちょうだい」って言うのも 普通だし、知らない人が「それうまい?」とか「どんなの?」とか聞いてくるのも 普通である。物珍しさもあってか通りかかった何人かが聞いてきた。 あまり美味くなかったのだが。 ★

緑豆ジュース。2元。 七宝で購入。マイメロとキティちゃんの絵が描かれた容器に入っていた。 中国と言えばこれかな。あんまり好きじゃないけど。 ★

「金?子喉片」 一部表示できない文字がある。2文字目は(口桑)って文字。 変なおっさんの写真が印象的な飴。コンビニで9元ぐらいだったかな。 小袋が4つ入っていて、その小袋には5粒の飴が入っている。 どうやらのど飴っぽい。結構効く様な気がするんだけど成分は何だろう。 ★★

今年の初桃を上海で迎えるとは思わなかった。 久光百貨で購入。 品種は不明だがハードタイプの桃だった。 ホテルに包丁が無かったので、歯で皮を剥いて食べたよ。 ★★

機内食。(JAL) 美味くはないけど不満も無いよ。 それよりも、すごく笑顔の素敵なフライトアテンダント(男)がいたことに驚いた。 さ、爽やかすぎるぞ。俺にはあんな接客真似できないだろう。 ★

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