上海万博 大攻略


万博の公式サイトがあるのだが、そこにはあまり多くの情報が載って

いなかったので、現地についてからあれこれ考えることになった。

個人のサイトにもあまり載ってないし、人々の関心は薄いのかもしれない。

ちなみに、会場内で見掛けた日本人は2組だけだった。






このページの記事は万博始まってすぐの5月頭のものである。 細かい部分は今後どんどん改善されていくと思われる。 異国の地なので行き方からして不安な人も多いだろう。 入場券(今から買う人は2900円)をまず用意すること。価格差はほぼ無いので 日本国内で購入して良し。 新しくできた地下鉄13号線の馬当路駅から入るのが一般的。 開園30分前でこれぐらいガラガラだった。 この後荷物検査と身体検査がある。 朝は混むせいか全ての荷物を細かくチェックすることは無いが、昼以降の すいている時に入ると厳しい検査が待っているようだ。 筆記具を持っていたら実際に字を書かされ、飴を持っていたら開封して 食べさせられ、携帯電話やPCは電源を入れさせられる。 馬当路駅は既に会場内である。思ったより混んでなかった。 次の盧浦大橋駅で降りる人は皆無。Dゾーン、Eゾーンを第一に見たいって 言う人以外はスルーである。 終点の世博大道駅で降りた。 中国館とテーマ館は予約券のシステムがある。中国館は完全予約券制で、これが 無いと観ることができない。 入場券1枚に付き予約券1枚が貰えるってことだったが、どこを見てもそんなのは 配っていなかった。 調べてみると、中国館の予約券は入口でボランティア団体の人達が配っている そうだが、開場してから5分ぐらいで無くなるそうだ。それも配ったり配らなかったりで 詳細は不明。元々中国館を観るつもりはなかったので、それ以上は調べていない。 テーマ館は観る価値が無いとも言われていたのでパスした。 予約券無しでもすぐ入れるそうだ。

行列が長い=良いパビリオンとは限らないので、すいている所を中心に観る作戦に した。愛知博と内容が被るし、それもひとつの作戦だろう。 画像は「世博軸」って名前のシンボルタワー。 これは万博終了後も残されるらしい。 一番目立つのが中国国家館。常に人がいっぱい。 人気パビリオン周辺のパビリオンは内容に関係なく混むってことを知っておくと良いぞ。

最初に入ったのは「パキスタン館」 水に絵を浮かび上がらせる展示があった。スターウォーズでこんなシーンが あったような気がする。 物販コーナー。 天然石の彫り物がお手頃価格で買える。数百円〜数千円の物が多い。 ここはレストラン併設だった。貰ったMAPにも書いてなかったし、ネット上にもどこの パビリオンにレストランがあるのかまだ書かれていないので、昼飯問題は難航した。 レストランは主に3種類に分けられる。 1・中国サイドが経営する中国系料理 2・中国サイドが経営する各国料理 3・現地の人が作って売る各国料理 俺が食べたいのは3である。日本で食べられる物なら食べなくてもいいか、と思って いたのだが、後になって後悔した。 ここで弁当を買うも良し、軽い物を食べるのも良しだったかな。 ★★☆

「スリランカ館」へ。 ステージでの演奏がある。時間があるなら観ても良いかな。 ここにもレストランがあった。詳細不明。 配られたMAPに飲食店マークが無くても、実際には店があったりするので、飯探求者 としては非常に困る。 ★

「オマーン館」へ。 歴史・文化・自然などの展示が主体。 万博の展示はどこも似たり寄ったりだが、歴史が好きな人にはたまらないだろう。 現地の人と話ができるのも万博の良い所。 オマーン人と話す機会なんてそうそうないでしょ? ★★

「トルクメニスタン館」 ファッションの展示をしている国も多い。 ★

「北朝鮮館」 北朝鮮旅行でしか買えないと言われた切手シートが売っている。 まぁいらないけど。 館内は楽園をイメージしているようだ。 それにしても「Paradise for People」はどうかと思う。 ★

「アジア連合館」 パビリオン内の飲食店が出てこなくなって、だんだん焦りを感じてきた。 ★

「日本館」 一番人気とも言われている日本館は待ち時間が3.5時間だった。 当然パス。俺は上海にならびに来たのではないのだ。万博が終わった後日本で 再展示されるかもしれないし、観なくても良い。 中国人の並び方に注目。彼らは前の人との距離を開けずにビタッとくっつくのだ。 事前にこの中国式並びについては知っていたので、会場で面食らうことはなかった。 知らない人は驚くに違いない。 上海万博に限らず、日本の国内でも彼らはビタッと張り付き押してくる。国民性、 文化の違いと思えばまぁ納得できるかな。 真夏の日本館はどうなるんだろうか? 修羅場だろうな。 中国は割り込みも凄い。 これも前から知っていた。東京ディズニーランドで凄い光景を何度も見てるから。 彼らは柵を越えてワープしてくるんだよね。堂に入っている。 割り込むことを何とも思わないのなら、割り込まれることも何とも思わないのだろう。 全員が割り込んだら割り込まないのと同じことなのに。禅問答みたいな言い方だが。 割り込みは中年に多いと思う。 若い人はあまり日本人と変わらないかもしれない。間隔を空けて並ぶし、割り込まないし。

「ベトナム館」 竹でできた建物のようだ。 この辺に来るとだいぶパビリオン巡りが適当になってきた。似てる所も多いし。 そしてHP作りも適当になるのだ。 ★

自販機はあちこちにある。 コーラ・スプライト 3元(約45円) ミニッツメイド 5元(約75円) 茶 4元 紙パックのジュース 4〜5元

中華料理の店は数多くあるのだが、各国料理が出てこなくなった。 最初のパキスタン、スリランカに行ってれば良かったかな〜と少し後悔。 この後ルーマニア館に併設されたレストランも発見したのだが、そこも 行かずに後悔した。

「太平洋連合館」 サモアとかその近辺の国々。 人間と自然の共存ってやつだね。何かいいな〜。 じっくりと観れば面白いのだとは思うが、そんな時間無いんだよ。 ★

「スペイン館」 建物のデザインが変わっている。 結構大きい。

「アイルランド館」 アイルランドの今と昔。発展の様子がわかる。 50年前には既に豊かな国だったんだな。 ★

「アルジェリア館」 ここはすいていた。 アルジェリアが世界地図のどの辺にあるのか咄嗟に答えられない。 すているパビリオンでも混んでいるコーナーが必ずあるのだが、それはスタンプが 置いてあるからだ。 パスポートを模したスタンプ帳に一定数のスタンプが押されると、中国館に予約券無し で入れるらしい。この国のことなので、いつその制度が無くなるのかは知らないけど。 ★

「元祖良品」 Cゾーンの一番端っこにあるせいか人が全くいない。 パン等のフードが売っていたと思う。トイレもある。 ★

「アフリカ連合館」 とても広い。一日かけてじっくり観たかった。 物販コーナーがメインかな。 ★★

「ペルー館」 展示物はまぁアレだが、出口近くにレストランがあった。 ペルー料理を食べるチャンスだったが、タイミングが合わず断念した。 ここもMAPに飲食店マークが付いてなかったんだよな。悔しい。 ★

道端の目立つ所に普通にこんな道具が置いてある。 まだ完成してないパビリオンもあるし。 突貫工事は危険。 この階段はスタバに続く階段なのだが、手摺は既にベコベコだし、階段もあちこち穴が 空いて向こうっ側が見えている。 そのうちにこの階段は崩壊するんじゃないか? 多くの人がいる時は使用を避けた方が賢明だろう。

会場内のトイレ。 中国では鍵をかけない人が多いので、扉を開けると見知らぬ人が用を足している っていう光景に何度も出くわした。なぜ鍵かけない〜? 男女共用トイレは汚いので、女の人は女性専用を使った方が良いだろう。 手洗い場は壊れて水が出ない場所が多かった。なぜ直さない〜。 一部自動水栓の便器がある。 ドアを開けると流れる仕組みなので、「流す所が無い〜」と慌てないように。

「中南米連合」 画像左:エルサルバドル。イサルコ火山かな? 画像右:パナマ。パナマ運河だろう。 展示物は国の資本力が反映される。この運河は安っぽくて手抜きに見えた。 ★

「キューバ館」 もう書くのが面倒臭くなってきたので、印象に残らなかったパビリオンは 端折ることにした。 ★

「カリブ共同体」 この中にベリーズって国があった。国マニアならいざ知らず、どうやら初めて 聞く名前だよ。 む!? 作り途中なのかと思ったら、これが完成物らしい。 え、ブルーホール? 似てねぇ〜 と言うか汚い! ★★

「オランダ館」 ここは展示の仕方が面白かった。 ゴッホのひまわりや、ソーラーカーなどがある。 ★★★

万博会場は黄浦江を挟んだ両サイドにある。 ここは川の近くの公園。 画像左:何かのアートらしい。 画像右:真っ赤な道路が自然と調和していないように思う。 ★

対岸にフェリーで移動する。 DEゾーンはあっちなのだ。 ★

COFCOとオイル館。 こっち側は企業ブースと都市のパビリオンがメイン。 馴染みの無い企業は見てもあまり面白くないよ。 ★

「宇宙の家館」 宇宙が好きなので、名前だけで入ることを決めた。 うーん、なぜかつくば万博を思い出した。 20年前の未来感かな・・・って言ったら作った人に怒られそうだけど。 ★

「万科館」 結構大きい建物で目立つ。 何の会社か知らないけど。 ★

「未来都市館」 煙突が温度計になっていて、遠くからでも目立つ。 ★

「ロンドンケース」 ゼロ炭素排出がテーマっぽい。 ここの展示物はなかなか凝っていた。デザインも優れている。 様々な椅子の展示。 車のタイヤで作った椅子や、便器で作った椅子など、座り心地を試してみるのが 面白い。 出口付近に飲食店があった。 これがラストチャンスだと思い、ここで食事を摂ることにした。 天井はビール瓶、椅子は水道管、テーブルはパイプなどで作られているのだが、 センスが良いので違和感は感じない。 残念ながら食事を作っているのは中国の人で、特にイギリスっぽいメニューも無かった。 ★★★

出口までの帰り道にいくつかブースを見てたら暗くなってきた。 さよなら上海万博。
戻る