高知

高知旅行記 1日目

国内線に乗るのは久しぶりである。
しかも1人で乗るなんて今まであっただろうか。
知らないおっさんの隣に座ることに抵抗があるのだ。
幸運にもまともな人が隣だったので、1時間20分のフライトは快適だった。


高知初上陸。
今まで日本地図を見てもどこが高知かわからなかったけど、もう自信を持って
指を指せる。




高知は四国の下側にあるのだ。(Google Maps使用)

いわっちさんとタオルさんが出迎えてくれた。観光案内よろしくお願いします。



最初に連れて行って貰った場所は「かつお船」

 


高知県高知市仁井田201−2




この敷地内に土佐タタキ道場ってのがある。自分で藁焼きタタキを作るのだ。
初めてである。興奮して胸が躍った。

準備ができるまでお土産屋を見るシステムらしい。あるある。




売り物は食品がメインなのだが、片隅に珊瑚製品の売り場があった。
値札には50万とか100万とか変な額が書かれている。これは1つでも売れたの
だろうか。
この価格の商品が店員もいない場所に放置されているのは、原価が安いか、
高知県民は人を疑わないかどちらかだろう。

ショッピングコーナーをしばらく冷やかしていたら、タタキの準備ができたと
言うので向かった。




鰹の刺さった棒を渡される。




係のおっちゃんが「暑いけど少しだから我慢してね〜」と言う。
引っくり返して良しと言われるまでは動かしてはいけない。
「はい、引っくり返して」
引っくり返したらもうすぐだ。
おっちゃんが切って皿に盛ってくれる。




真夏にこれは暑い・・・




定食にすると1300円。
塩とワサビでいただく。
クッソうま! これが本物の鰹のタタキか!
自分で焼いたってこともあり一段とうまかった。

観光客向けの店ではあるが、地元民もこのタタキには太鼓判を押している。

タオルさん 「高知では一般家庭で鰹のタタキを良く作ります。」

いわっちさん 「いやいや、作らないって。」

どっちなんだろう???

のっけからの濃いい内容に満足しながら店をあとにした。




桂浜へ。

桂浜は高知を代表する名所である。俺も名前だけは知っている。
よさこい節にも出てくるしね。




坂本龍馬像。
当たり前ではあるが、どこに行っても龍馬を目にする。




アイスクリン。
高知の名物で、「1×1=1」って名前の店があちこちにあった。
原料に卵を使っているのが特徴。
乳脂肪分が少なくシャーベットに近い。サラサラで夏にぴったり。




あっ、これこそ桂浜だ。この構図は何度か見たことがある。

流れが速いので遊泳禁止らしいよ。

水族館もあったが入らなかった。


五台山公園

眺めが良くて高知市内全体を見渡せる。

望遠鏡は無料。最近無料の所が増えたように思う。有料だった昔の方がおかしい
のかも。初期の設置コストを我慢すれば維持費なんてほぼ掛からないんだから、
観光客に開放するのが良いだろう。




竹林寺

真言宗智山派の寺院。四国八十八箇所霊場第三十一番札所。

今流行りのお遍路もやってみたいのだが、正式にやると時間がとても掛かる。
三十一番札所のお参りだけにした。

賽銭箱の前には太い綱、中太の綱、細い紐の3種がぶらさがっている。
細い紐は縁結びらしい。一体ここは何の神様なんだ???
細い順に3本とも振ってみた。

これにてお遍路ミッションクリア!






高知は路面電車が多い。
土佐電気鉄道で略して土電って言うらしい。
やたら車体に「ごめん」って書いてあるので何を謝っているのかと思ったら、
「ごめん」は地名みたいだね。後免町って漢字のようだ。

萌えキャラが一面に描かれた痛電車も多かった。
全国共通で萌え化が進んでいて、ここも例外ではないようだ。




はりまや橋 (画像無し)

う、何だこの残念なスポットは。
おそらく旅行ガイドなどには必ず載る高知随一の観光スポットだとは思われ
るが、設置場所も残念だしスケールも残念。相応しい比較対象は無いけど、
日光の神橋にも遠く及ばず。

日本三大ガッカリ名所と言われていることを後で知った。
三大に入るなら、例えそれがガッカリだとしても良いと思う。俺みたいに
ガッカリが好きな人もいるわけだし。





今日のメインにやってきた。
沢田マンション、通称「沢マン」である。
建築の素人が増築に増築を重ねて作り上げた、違法なのか合法なのかわから
ない建造物。(書類出して無いから違法らしい)
九龍城、サグラダ・ファミリアと並ぶ世界三大建築物と言われている。言わ
れてないかもしれないが。

設計者は沢田嘉農。(2003年没)
設計図も無しに地下1階地上6階のマンションを建てることが可能なのか?
可能みたいだね。目の前にあるし。




家賃は2〜5万円で、敷地内に無人野菜売り場、100円コーヒーの店などがある。
それにしても部屋の番号がバラバラ。宅配の人が大変そう。

賃貸の他に宿泊も可能なようだ。宿泊したい人は大家さんの携帯に直接TEL。

観光客も多いようで、1Fにモデルコースマップが置かれている。
撮影の際は大家さんに一声かけて許可を取ること。




年代物の発電機があちこちに置かれている。




コンクリートの薄い所や、穴から下が覗ける箇所がある。
底抜けたりしないか心配である。見た目が手作り感に溢れてるからね。




屋上には菜園や池があった。
それにしても良く作ったものだな。




手作りのエレベーターもあった。エレベーターって個人で作れる物なのか・・・
これは大家さん以外使用禁止。資材を運ぶ為のものだろう。


  

クレーンまで手作り。俺は言葉を失った。
ミストに出てきそうな風景であり感激。

画像中:クレーンが転倒しない為の重りだと思われる。石詰めてあるのね。
画像右:電気系統。シンプル。

屋上の東側には無数のアンテナが立っていた。九龍城っぽい。

興奮しながら沢マンを後にした。





コインスナックプラザ

プレイプランってゲーセンに併設された自販機小屋。
ここにはトーストサンドの自販機があるので、マニアから聖地として崇められ
ている。
トーストサンドは西日本ではもうここ一軒しかないそうだ。関東だと群馬、埼玉
にあったけど、今でもあるのか不明。




おおお、まだ綺麗ではないか。

俺お腹いっぱいだけど、どうしてもトーストが見たい見たい。

「いわっち君、食べなさい。」



お金を入れて商品を選ぶとトースト中のランプが点灯した。
あぁ、とても良いよ! このランプの点き具合がたまらん。



本当に普通のチーズトーストでございます。
食パンにスライスチーズはさんだだけ。







高知のスロ事情。
店舗数はそれなりにあるのだが、客の入りはあまり良くない店が多かった。
店内を探してもデータ機の親機が無い。置いてある店は少数らしい。
これでは設定状況がわかりづらいではないか。通っている人じゃないと厳しそう
に感じた。
隠れイベント的なものも存在するようだが、パッと見の設定状況はイマイチな
ような。



飲みの時間。
みんな良い人ばかり。楽しい時間をありがとうございました。

人物紹介。
いわっちさん 10年以上勤めた会社をヤメた所。いっぱいスロ打てるね!
タオルさん 工学博士。本当に常にタオルを持っている。特許たくさん取ってるらしい。
みやちゃん ブラック企業の課長。痔持ちらしい。辛い物厳禁。
やまちゃん 良い人オーラが出まくっている人。こんな人初めて見た。

「ひろめ市場」へ。ここも楽しみにしていた場所。



飲食店40店舗と物販20店舗が集まった屋台村みたいな所。
まずは席を確保する。超混んでいるので人数分の席確保が意外と難しかったり
する。400席が満席になるってすげー。
席を確保したら好きな店で好きな料理を買ってくる。



我々は長江苑の前のテーブルに陣取った。
最初に現金を出し合って箱に入れて、そこから共通で買物するシステムが主流
のようだ。この箱も店が用意してくれた。
面白い。



いきなり見た事の無い料理が並んだ。郷土料理フェチの俺は震えた。

向かって左が「どろめ」
イワシの稚魚。富山の白魚に似ている。

向かって右は「のれそれ」
穴子の稚魚。ところてんみたいだな。

この変な名前の料理は、どっちも鮮度の落ちが早いので県外では食べられない
そうだ。
これ自体には味が無くタレの味で食べる。

鯨、ウツボの唐揚げ、イタドリなども食べた。
イタドリは山菜。山くらげに似た感じだが関東では食べないね。




長江苑の餃子。おや、うまいぞ。
野菜シャキシャキでジューシーで餃子自体に強めの味が付いている。
ビールにめちゃ合う。

他の店舗の餃子も食べ比べ。どこもおいしかったが長江苑が好み。

手羽先もうまかった。どこの店か不明。



隣の店のインド料理屋でバターチキンを購入。
インド人が辛さを聞いてきたので一番辛いのにした。ネタになるし。

「MAX? MAX? MAX?」
5回も繰り返し聞いてきたが、MAXだっつーの。はよ。

やばい・・・

全然喰えない。限界を超えた辛さだ。バターチキンなのにマイルドじゃない。

喰えないと言うか舐めれないレベル。ここまで辛いとは思わなかった。

ここで宮ちゃんがイボ痔なので辛いのは無理と宣言。

タオルさんも一口でギブアップした。

惨状を見ていたインド人が甘口をサービスで持ってきた。これで薄めれば

食べられるかも?

多少辛さが弱くなったがそれでも辛い。もういらない・・・

隣に女子大生のグループが来たのでカレーを全部あげることにした。

ひろめ市場は良いスタイルだな。東京で作っても流行るんじゃないだろうか。






高知が田舎だと思ったらとんでもなかった。

駅周辺は発展していて店がたくさんあるし、立派なアーケードが長い距離で

つながっている。俺の住んでいる所より都会だよ。




そして広末金物店へ。

ここがあの広末さんの実家だそうで。

1日目終わり。充実した1日だったな。




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